学術論文等の即時オープンアクセスについて


2025.2 更新


学術論文を主たる成果とする競争的研究費制度における即時オープンアクセスの実現が求められています。
論文のオープンアクセス化にnaistarをご活用ください。

即時オープンアクセスの対象となる競争的研究費制度

2025年度より即時オープンアクセス義務化の対象となる競争的研究費制度は以下の4つです。
 ※ 2025年以降の新公募分が対象
府省名資金配分機関制度名
文部科学省日本学術振興会(JSPS)科学研究費助成事業
文部科学省科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業
文部科学省日本医療研究開発機構(AMED)戦略的創造研究推進事業
(革新的先端研究開発支援事業)
文部科学省科学技術振興機構(JST)創発的研究支援事業

即時オープンアクセスの対象

・査読付き学術論文
  電子ジャーナルに掲載された査読済みの研究論文(著者最終稿を含む)
・根拠データ
  掲載電子ジャーナルの執筆要領、出版規程等において、透明性や再現性確保の観点から必要とされ、公表が求められる研究データ

論文投稿時にAPC(論文掲載料)を支払い、出版社掲載分をオープンアクセス化することをゴールドOAと言います。
出版社の規約に応じ、著者自らが機関リポジトリや分野別リポジトリなどを使ってオープンアクセス化することをグリーンOAと言います。
出版社でオープンアクセス化(ゴールドOA)を選ばなかった場合、naistarでのオープンアクセス化(グリーンOA)をご検討ください。
「機関リポジトリ等の情報基盤」(グリーンOA)でのオープンアクセス達成の基準は「研究データ基盤システム(NII Research Data Cloud)上で学術論文及び根拠データが検索可能となるもの」、例としてはCiNii Researchで検索可能になっている必要があります。naistarに掲載された学術論文はIRDBにハーベストされ、CiNii Researchで検索できるようになります。

naistar登録に必要なもの

・共著者の同意
   論文執筆中に同意いただくことをお勧めします
・著者最終稿
   査読を受けた最終原稿(出版社版を登録できない場合)

リポジトリ掲載の申し込み

研究業績管理システムから申込できます。業績を入力する時に
 naistarへの登録の可否選択欄で「可(naistarに本文登録可)」を選択
 全共著者への同意 に「同意確認済」を選択

併せて
  著者最終稿
  著作権譲渡契約書
をアップロードいただけると、登録作業がはかどります。
ぜひご協力ください。
その他
 資金提供元の情報
 クリエイティブコモンズの登録
なども研究業績管理システムから入力できます。
入力した内容はnaistarにメタデータとして登録されます。

研究業績管理システムへの登録については、こちらもご確認ください。
研究業績管理システム -naistarの登録について-

naistarでの制限

出版社が著者の所属する機関リポジトリへの登録を認める場合、以下のような制限が多くみられます。
  1. 出版社版は不可、著者最終稿を登録
  2. エンバーゴ期間がある
エンバーゴ期間については、報告書作成時に即時にできない理由の一つとして報告する必要があります。また事由が解消したら速やかに公開することが求められています。
naistarを活用すれば、報告用のURLが提供され、公開可能な日付になれば自動的に公開されます。
なお、投稿先の要件により機関リポジトリが使えない場合や、利用の可否がわからず調査に時間を要する場合があります。締め切り前の急なご要望には対応できない場合がありますので、naistarをご利用の場合は余裕をもってお申し込みください。

naistar以外の方法で公開する場合も、自身の論文の公開要件を確認し、オープンアクセスを実現してください。

参考