目次あり
タバコ ノ レキシ ト カガク
橋本隆
生駒 : 奈良先端科学技術大学院大学, 2011.11
授業アーカイブ喫煙者のみならず受動喫煙による肺がんの誘発などの健康被害が社会問題となり、近代では分煙・禁煙が強く推奨されています。タバコの主要生理活性成分はニコチンであることはよく知られていますが、タバコ植物が何のために、どのようにしてニコチンを合成し、蓄積するのかは最近になってようやく遺伝子レベルで明らかになってきました。本講座では、タバコ植物がニコチンを合成するように進化した過程と、低ニコチンタバコ品種がどのように育種されるのかを解説します。